« ムラサキツユクサ | トップページ | 北アルプス国際芸術祭2017~信濃大町食とアートの廻廊~ (東山エリア) »

2017年6月14日 (水)

「キッチンと海・・・」(茨城県ひたちなか市)

「森のみち草」をオープン(2007年)する前、私たちは白馬で22年半「はじめの一歩」という宿をやっていました。その95年、知人(お客さんでもあった)が白馬にオープンしたカフェ「Batty(バッティ)」は、珈琲もシチューなどのお料理もおいしく、その居心地の良さに毎回足を運ぶ宿泊者も多い人気のお店で、私たちも親しくさせて頂いておりました。

その後、99年2月に惜しまれながら閉店。白馬を離れ、富山県滑川市で「海辺の生活」を新築オープンされました。一歩の行き帰りに滑川へ行かれる方もおり、私たちもオープン間もない頃(小さかった息子を連れて)伺いましたが、Battyでの経験を生かしさらにグレードアップした素敵なお店に感動!滑川で評判のカフェになるのに時間はかからなかったようです。訪れた方の話を聞くたびに繁盛している様子で嬉しく思っていましたが、2006年に「海辺の生活」を現在のオーナーさんに譲られ、その後他県へ引っ越された(離婚して娘さんと今のご主人と3人で)という話を聞いて・・・。

もうこのまま会えないのかなぁ?とさびしく思いながらも、もし何か深い事情があったのだとしても元気でさえいてくれれば きっとまたいつかどこかで会える日が来るかもしれないと、密かに願っておりました。

それから10年以上の月日が流れ、白馬時代によく来てくれていたTさん(埼玉県在住)が、今回初めて森のみち草にご宿泊、思いがけないお知らせをもたらしてくれました。【「Batty」→「海辺の生活」をやっていたNちゃんが茨城県ひたちなか市で「キッチンと海・・・」というカフェをやっている】と。「え~っ?本当ですか?」と、興奮しつつメモメモ。偶然見つけたというTさんご夫妻は今ではリピーターのようです。地元ではすでに人気店で、駐車場がいつもいっぱいとのこと。またお店を始められ(それも茨城で)、そして順調で良かった。「茨城なら行ける!息子のアパートに行く機会に行こう」と、先日足を伸ばして10数年ぶりの再会を果たすことができました(Tさん、感謝感謝です!)。

JR勝田駅から近い住宅街にあります。青と白を基調に、“海”をイメージしたさわやかな印象のカフェ。


貝殻が壁に埋め込まれているのを見て「海辺の生活」を思い出しました。センスの良さにますます磨きがかかっています。店内のあちこちにこだわりが感じられ、思わず写真を撮りたくなります(笑)。来店者が絶えず、地元で愛されているお店なのだなぁと感じました。

長い間にいろいろなことがあったと思うけれど、Nちゃん、全然変わっていなくて嬉しかったです。最強のパートナーである優しそうなだんな様と2人で、居心地の良い空間を創り出しています。


アフタヌーンティーセット(1600円、写真は2人前)は、14時から。
キッシュもスコーンもケーキもアイスも紅茶もetc・・・全部おいしくて、とびっきり幸せな時間を過ごせました。週替わりのランチ、カレー、オムライス、海辺のブレンド、海辺のクリームソーダなどなどメニューは気になるものばかり。また足を運びたくなってしまいます。


記念にパチリ!だんな様に撮って頂きました。積もる話もたくさんできて良かったです。話していると時間の経過を忘れそうになりますネ。忙しいお仕事の合間に時間を作ってくれてどうもありがとう。話し足りなかったことはまた次の機会にと、帰路につきました。

昔、Nちゃんのお料理を楽しみに「Batty」や「海辺の生活」に通っていた皆さんにもぜひ「キッチンと海・・・」を訪れて頂きたくて(ブログ掲載OKを頂き)ご紹介させて頂きました。女性のお客様が多いそうですが、カウンター席もあっておひとりの方も気軽に立ち寄れます。おいしいお料理で笑顔になりたい方も、こだわりの珈琲や紅茶で至福の時間を過ごしたい方も、ぜひ足をお運びください。国営ひたち海浜公園も近いです。つたないブログでは魅力を表現しきれないのでぜひ現地で確かめてみてくださいね。

定休日:毎週火曜日と第4水曜日、営業時間:10時30分~19時(金曜日は20時30分L.Oで21時まで) 住所:ひたちなか市西大島1-29-16 ℡029-219-4470 「キッチンと海・・・」ツイッターhttps://twitter.com/kitchen_sea

※ 滑川市の「海辺の生活」は、2006年から現オーナーさんご夫妻(私はまだ面識がないのですが、大町の友人Mさんの先輩だったことが発覚し、ここでもご縁を感じました)が経営されていて、地元で欠かせないおすすめのお店となっているようです。よろしければこちらへも。

長い間宿をやっていると数々の出会いや別れを経験しますが、今回は大きなプレゼントを頂いたような気分です。長い長い文章をお読みくださり、ありがとうございました。

|

« ムラサキツユクサ | トップページ | 北アルプス国際芸術祭2017~信濃大町食とアートの廻廊~ (東山エリア) »

旅行・地域」カテゴリの記事

「森のみち草」からのおすすめスポット」カテゴリの記事

グルメ、お店」カテゴリの記事

グルメ情報」カテゴリの記事

コメント

長い長い文章も読み甲斐ありです!
どちらも独特の雰囲気で素敵なお店でしたね
白馬『Batty』から滑川『海辺の生活』へ移った時には、追いかけて富山まで泊まりがけで行きましたよー
今度も又、茨城へ早速行ってみようと思います
圏央道も繋がって常磐道を走ってみたいし(^.^)
嬉しい情報ありがとうございます

投稿: 風子 | 2017年6月15日 (木) 09時49分

風子さん

そう言って頂けて私も嬉しいです。
お店って、やはり店主さんの個性やセンスがそのまま表れますよね!?

追いかけて富山まで泊まりがけで・・・そうだったんですね!気持ち、よくわかります。
ぜひ次は茨城へ足を伸ばしてくださいネ。

投稿: みち草(し) | 2017年6月16日 (金) 00時14分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「キッチンと海・・・」(茨城県ひたちなか市):

« ムラサキツユクサ | トップページ | 北アルプス国際芸術祭2017~信濃大町食とアートの廻廊~ (東山エリア) »