大峰高原の大カエデ
この木に初めて会いに行ったのはいつだったでしょうか?「白馬の達人になれる本」初版(1993年4月発行)に「秋のグラデュエーション・・・もみじの大木【大峰高原】」と載せているので、1992年以前ということしかわかりませんが、新潟県からいつも写真撮影に来てくれていたIさんが、現地で出会ったカメラマンさん(プロ?アマ?)から教えてもらったと報告してくれたのが始まりでした。
そのころはまだ知る人も少なく、現在のような紅葉の名所になるとは、思ってもいませんでした。でも、樹齢250年の風格と形の良さ、山をバックに立つ周辺環境、1本の木でありながら様々な色に彩られながらグラデュエーションを作り出すその美しさは、人気が出ても不思議はなく、今では紅葉シーズンにものすごい数の人が訪れるようになりました。
しかし、近年、樹勢が弱ってきており3月末に雪の重みで枝が折れ、樹木医の診断を受けた結果、8月に治療を施したそうです。多くの人が訪れるようになったことで、木にも負担がかかっていたのだそうです。池田町は、この木をみんなで守っていこうと様々なアイディアを出し合って頑張っています。間もなく美しいグラデュエーションを見せてくれる大カエデが、これからもずっと元気な姿でいられるように、私たちも木のためにできることをしていきたいと思い、これから訪れる皆さんにも伝えたいと思いました。
大カエデの見ごろ情報は、池田町観光情報のブログで大カエデさんことSさんが毎日更新されていますので、チェックしてみてください。→http://shinshu.fm/MHz/06.30/
今のところ、いつもの年よりやや早めなのでは(20日前後?)とのことです。 秋はもちろんですが、冬も春も夏も素敵ですよ。パワーをもらえます。機会があればほかの季節にもぜひ訪れてみてください。
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コメント
大峰以外もカエデの木は、ありますけど。。
こんな立派なカエデの木は、他に見たことがありません!
大事に守っていって欲しいですね!!
1年ぶりの信州!今から楽しみです!!
投稿: tajikei | 2008年10月 3日 (金) 23時27分
tajikeiさん
本当に存在感のある素敵な木ですよネ。
今まで多くの人たちに親しまれてきたように、これからも
いつまでも風景の中にとけこんでいてほしいです。
来られるころは、ちょうど色づきのベストシーズンでは?
お待ちしてま~す!
投稿: みち草(し) | 2008年10月 4日 (土) 23時03分